間取りは「こだわりポイント」に集中
・ベースはプロ提案の間取りに
一戸建ての間取りを決めることほど難しいものはありません。
なぜなら、住宅は30年、40年というスパンで住む場所なのに、そこに住む私たちの暮らしはその間にたくさんの変化を経験し、最適な間取りは、その時々によって違うのです。
そうなると、どういう風に間取りと向き合うべきなのでしょうか?
個人的には住宅メーカーの方に家族構成などを説明し、勧めてくれるシンプルな間取りをベースに、自分たちのこだわりを加えて改良するのが良い決め方だと思います。
プロの方が勧めてくれる間取りというのは、一見して「普通」に見えて詰まらなく思うかも知れません。
しかし、それは過去のたくさんの成功例と失敗例を踏まえて編み出された合理的な間取りであり、ある程度はどんな家族でも過不足なく住むことができるはず。
だとずれば、それを生かさない手はありません。
せっかくの自分の注文住宅ですから、自分の思い通りに作りたい気持ちは分かりますが、そこはグッとこらえ、どうしても譲れないこだわりポイントに集中しましょう。
それが長く不便なく住める家になるのだと思います。