一戸建ての魅力とは?
・一戸建てとは好きに作れる家
前回の記事で触れたように、よほどの都市部でなければ、私は一戸建ての購入をおすすめします。
理由はたくさんあるのですが、最も大きな理由は自分の好きなように作れるからです。
人それぞれ、住宅に求めるものは少しずつ異なると思います。
だからこそ、本来は建てる人ごとに違う家であるべきです。
この点に関してはマンションも一戸建ての建売住宅も満たせませんから、予算に余裕があるとすれば、必然的に新築一戸建ての注文住宅という答えに帰結するわけです。
・子どもがのびのびと過ごせる家
そこで、あらためて一戸建てのメリットを考えてみます。
まず、マンションと比較すると、隣家と物理的に離れていますから、多少の物音なら気兼ねせずに出せます。
特に子どもが小さい頃は家の中を走り回ったり、大声ではしゃいだりしますが、ある程度ならのびのびと好きなようにさせてあげられます。
これが壁の薄い賃貸物件だと、いちいち叱らなきゃいけないし、そうなると、親も子もフラストレーションが溜まりますからね。
さらに庭やガレージの存在も大きいと思います。
まさかマンションのベランダでバーベキューをする人はいないでしょうが、一戸建ての庭なら可能です。
さすがに匂いが流れるので、近所には断った方が無難ですが、特に若い人が多い新興住宅地では時期によっては休日になると、どこかしらの家でバーベキューを楽しむ姿が見られます。
他にも、家によってはガーデニングに力を入れていたり、ブランコが設置してあったりなど、それぞれに庭のある生活を満喫していると窺い知ることができます。
・デメリットもある
一方、一戸建てであるデメリットもあります。
まず、土地代の高さでしょうか。
これはマンションが多くの世帯で土地代を分割するのに対し、当然、一戸建ては自分たちだけで払わなければならないからです。
そうした事情から、都心の一等地に土地を確保するのは余程の資産家でないと難しいわけで、立地には多少の制約があります。
加えて、注文住宅の場合は打ち合わせの時間が長くかかります。
半年、1年と打ち合わせが続くため、その間に息切れしてしまうこともあります。
もっとも、この打ち合わせ期間は頻度を高めれば短縮できますし、こだわるポイントを絞り込んでも短くできますから、ある程度は自分でコントロールできます。
あなたはこれらメリット、デメリットをどう見るでしょうか?