注文住宅、打ち合わせの期間は1年以上?
・回数は10〜25回が標準
ここまで見てきたように、一戸建て新築住宅の中には注文住宅と建売住宅があり、中古住宅という選択肢もあります。
これを引き渡しまでの期間で区分けすると、建売住宅と中古住宅は既に完成した物件を売買するわけですから、比較的短い期間で入居できます。
一方、注文住宅は間取りをどうするか、どんな窓を使うか、床材の色はどうするか、など、微に入り細に入り調整することがありますから、時間は長くかかります。
それでは、具体的に、それぞれどのぐらいの期間を必要とするか紹介します。
注文住宅の場合、打ち合わせの回数は一般に10〜25回と言われています。
もちろん「一般に」なので、もっと多い人もいます。
打ち合わせが最も多いのは着工の前です。
打ち合わせの回数は施主(私たち)の仕事の都合や施工業者の都合、こだわりポイントの数によって増減します。
当然、なかなか打ち合わせに長い時間をとれない人は回数を細切れにするか、あるいは打ち合わせの期間を長くするしかありません。
注文住宅と言っても、施主がゼロから自分で間取りを考えるわけではありません。
住宅メーカーの担当者にある程度の間取りを出してもらい、そこに、自分のこだわりを加えていく感じでしょうか。
特殊な注文があれば打ち合わせ回数は増えますが、こだわりが少ない場合は4、5回の打ち合わせで着工する場合もあります。
期間は打ち合わせの頻度にもよりますが、短ければ3カ月〜半年、長ければ1年以上になります。
・建売、中古は短期で入居
一方、建売住宅や中古住宅は既に完成している物件を対象に売買契約とローン契約を結ぶだけですから、打ち合わせの回数は大幅に減ります。
何らかの事情で早めに住宅を取得したい人は、このいずれかでしょう。
いずれも早く入居できますが、間取りは決まっているので、自由度はありません。
それでも注文住宅より価格は安いので、例えば家具や家電など、他の分野に使えるお金は増えますね。