おすすめの予算決定方法 - 姫路で夢の家に住む!一戸建ての建て方ガイド

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おすすめの予算決定方法

・妻の収入は加算すべき?
前回の記事では年収に見合った予算の相場やローンの負担感の違いについて考えました。
そこでは年収が低いほどローンの負担感が大きくなるという結論に至りました。
ただ、ここで妙案が浮かびます。
「今の時代、働くのが夫だけとは限らない。うちも共働きだから、妻の収入も足し合わせれば、我が家の世帯年収は1000万円を超える!」

結果から言うと、私はこの考えはおすすめしません。
一戸建てを買おうという平均的な夫婦には子どもが1人か2人いるものと思います。
年齢は20〜40代で、30代が最もボリュームゾーンでしょうか。
そうなると、これから子どもが増えることもあります。
それは当然おめでたいことですが、産休や育休を取得すれば収入は減少しますし、場合によっては妊娠を機に退職する人もいます。
出産や育児に対する理解は社会全体に浸透してきてはいますが、いったん職場を離れると、残念ながら経済情勢によっては良い再就職先が見つからない可能性もあります。

・無理のない範囲で
そう考えると、夫の年収にプラスアルファする分として妻の収入を考慮に入れる程度なら構わないかも知れませんが、最初から世帯の収入に参入してしまうと、後に妻が働けない状況になった際に、ローン負担が限りなく重くなるので注意が必要です。
そもそも、ただでさえ一生で最も大きな買い物です。
そこで無理をして、後々、他の部分に支障を来たしては何にもなりません。
余裕をもって払える範囲で計画を立てて建築し、後に経済的な余裕ができたなら、家族の成長や家族構成の変化に合わせてリフォームしたり、経年で劣化した部分を手直ししたりしてもいいわけです。

輸入車は初期費用(車体価格)が国産車より高いのが一般的ですが、実は維持費も国産車より高いのです。
部品は本国から取り寄せになりますし、ホイールなどのパーツも国産の標準品では合わないので割高です。
ガソリンも基本的にはハイオクです。
住宅も、それと似ています。
収入に釣り合わない広さや仕様の家を買ってしまうと、ローンを含めた維持費を支払うのに必死になって過ごさないといけないかも知れません。
そんな生活は幸せでしょうか?